[PR] 2025年04月28日 http://kamenoyu.side-story.net[PR] ×[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
亀の湯・若旦那の独り言 2017年07月05日 ■若旦那の独り言 0 http://kamenoyu.side-story.net/%E8%8B%A5%E6%97%A6%E9%82%A3%E3%81%AE%E7%8B%AC%E3%82%8A%E8%A8%80/%E4%BA%80%E3%81%AE%E6%B9%AF%E3%83%BB%E8%8B%A5%E6%97%A6%E9%82%A3%E3%81%AE%E7%8B%AC%E3%82%8A%E8%A8%80亀の湯・若旦那の独り言 仁義廃れば銭湯廃る、銭湯廃れば人情廃る。古代ローマ同様、銭湯は風呂好きの日本人にとってはコミュニケーションの場であった。たくさんコミュニケをとることで、情報や知識や教育というものが昔は存在していた。自分も子供の頃は銭湯でよく叱られていた。怒られるのではなく叱られていたのだ。町ぐるみで躾をしてもらっていた気がする。近所のおばちゃんに病気を発見してもらったりもした。それも、今は昔。仁義と人情はどこへ行った。番台に座っているといろいろなことが見える。精神的なことから物理的なものまで。シャイな人がいるのは承知している。しかし挨拶ができないこととは違う。帰る時に昔ながらの挨拶「ごちそうさま」や「おやすみなさい」と言ってくれるお客様は全体の1%。それ以外の挨拶「はーい」や「どうも」を含めて「ありがとう」と言ってくれるお客様は半分ほどか。30代以下の女性のお客様は、帰る時にはまず無言。どうして挨拶一つできないのだろう。また、10代の男の子はほとんどの場合、開けたドアを閉めない。入店の時に入り口のドアは開けたまま。脱衣場から洗い場へ入った後、ドアは開けっ放し。帰りももちろんドアを開けたまま帰るのである。20代の男性は、洗面器と椅子を片付けないで帰る方が多いし、体を拭かずに脱衣所を歩き回る方が多いように思う。年代や性別に限らず、使用したロッカーを必ず全開で帰る方や、使用した下駄箱を100%全開のまま帰る方もいる。しかし今日、それを注意するのはほんの一部の方だけである。銭湯の番台に座っていると、その人が普段どんな生活をしているのかが、手に取るようにわかることもある。・・・というお話でした。 PR